腰痛について

平成22年に厚生労働省が発表しているデータをもとに、有訴者率の男性第1位は腰痛で、女性は第1位の肩こりについで2位で腰痛となっています。


男女ともに腰痛を抱えている方が多いということがわかります。


そして、その腰痛の85%は非特異的腰痛といって、画像などでは原因がわからない痛みのことをいいます。


非特異的腰痛症とは、すなわちレントゲンやMRIを撮ってもその画像で分かることと、出現している症状とが一致しないことをいいます。


医者からすると原因不明ということになります。


私たち理学療法士からすると、原因不明ではありません。


医師の基準では、画像と症状が一致するかしないかでしかありません。


一致しない場合、さらに原因を追求することはほぼしません。


年のせいにしたり、心理的な問題として扱われることもしばしばあります。


確かに、痛みの原因の根っこの部分を追求すると心の問題にたどり着くんですが、、、



西予医学は基本的な考え方として、原因を追求しないということがあります。


逆に、東洋医学は原因の追求をする学問です。


症状として今出現していることはあくまでも結果でしかありません。


原因を追求し、そこに対して治療することで、根本的な治療をすることができます。


西洋医学の薬物療法とは、症状を押さえ込むだけで根本的なところを治すと言うより、対症療法にすぎません。


腰痛のため整形外科に診察に行っても、湿布の処方と、牽引やホットパックなどの物理療法しかなくほぼ痛みの改善はありません。


すると患者さんは、痛みを我慢するか、他の病院を回るか、整体などの民間療法の治療院に行くか、スポーツジムなどに行くか、ヨガなどのスタジオに行くなどの対応をします。



「病院行っても意味ないじゃん」ってんるんですよね。


でも、腰痛とは慢性的な痛みの方が多く、腰の部分のみに原因があるとは限らない方が多くいらっしゃいます。


今ままでの生活習慣、心構えや考え方などが原因となっている方がほとんどだと思っています。


腰の症状は、内臓からの問題、地に足が付いていない人や、経済的に心配が募っている人に出現しやすいです。


このように身体のみではなく、心、魂をみていくことで今の症状への理解が深くなります。

”身体・ココロ・魂を豊かに” をコンセプトに治療を展開する治療家のブログ

身体を通してその方の考え方、感情、あり方に気づいてもらい治療にあたっています。

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