感情、行動はどうやってうまれるの?
エリスのABC理論というものがあります。
状況(Affaire)は思考(Belief)によって解釈される。その結果、感情(Consequence)が誘発され行動に影響するという考え方です。
つまり、
”人はあるがままに物事を見ている”
のではなく
”人はその人のあるがままに物事を見ている”
ということが言えます。
その人がどういう思考(考え方)かによって解釈が変わり、感情も変わるということです。
例えば、犬が目の前にいるという状況があるとします。
犬がいるという状況が変わらないのに、犬が好きな人は近寄っていくだろうし、犬が嫌いな人は一定の距離を置くでしょう。
では、思考がどうやってつくられるのか?
思考とは本人の経験によって形作られます。
目にして心が動いた瞬間に思考はつくられます。
犬と楽しく遊んだ経験のある人は、犬に対して好印象を持ち、好きという感情を抱くでしょう。
しかし、犬に噛まれた経験のある人は、嫌いという感情を抱くでしょう。
この思考によって人は、物事を潜在意識の中で”いい”とか”悪い”で判断しようとします。
普段の生活の中でこういう風に思うことはないですか?
「そうだったのか」という喜び。
その物事を正しいと思い込んでいませんか?
「やっぱり、そうだよな」という安堵。
思い込みの強化になっていませんか?
「うそ?本当に?」
自衛の気持ちに支配されていませんか?
「これ面白い」という好奇心のあらわれ。
自分のためになっていますか?
本来は”いい”とか”悪い”で物事を考えるのではなく、その物事に意味を持たせることが大事になります。
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