理学療法士が内蔵を考える訳2
前回の記事では、簡単に言うと"運動する為に内蔵が存在する"という内容でした。
違う視点で内蔵を捉えていこうと思います。
それは、内臓体性反射をみる必要があります。
内臓体性反射とは、内臓臓器に機能低下などが起こると、その内臓と同じ神経で支配されている筋肉が硬くなるというものです。
例えば、飲みすぎた次の日に背中が張ったり、下痢の時にお腹を触ると硬くなってるという経験はありませんか?
内臓の病気が表面化しなくてもストレス、食生活の乱れなどにより内臓に疲れが溜まり、その内臓に関わる筋肉が硬くなることがよくあります。
硬くなった筋肉は痛みとして自覚する場合と、普段は自覚しない場合があります。
普段自覚しない筋肉の硬さの場合は、押さえてからじゃないと痛くありません。
普段自覚しない筋肉の硬さが原因で、肩凝り、腰痛、頭痛など不定愁訴といわれる原因不明の病気になることもあります。
内臓が原因となる筋肉の硬さは、マッサージ等でほぐしても、内臓機能が改善していないとまた筋肉が硬くなります。
マッサージ屋に行って、その時は軽くなるけどまたすぐ元通りになる場合、もしかしたら内臓機能の低下が根底にあるかもしれません。
ちなみに胃や肝臓の疲れから肩凝りになりやすいです。
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