理学療法士が内臓を考える訳

理学療法士は法律上、運動療法と言って運動を処方することにより患者さんを治療していきます。


運動するだけなのに、筋肉・関節だけでなくどうして内臓機能を考える必要があるのでしょうか?


そもそも動物とは、一般に運動能力と感覚を持つ多細胞生物とされています。


すなわち、動物とは動く生物ということです。


植物は自ら動くことはできません。


植物の種は、動物の糞や風に乗って運ばれるしかありません。


動物が動くためには筋肉が必要になります。


そして、その筋肉を働かせるためには栄養が必要となります。


そして、その影響を摂取して吸収するためには、内臓機能が必要となります。


摂取された食物は、胃腸により消化吸収され、その栄養が肝臓に運ばれます。


そこから、その栄養は心臓のポンプにより動脈にのって全身へ運ばれます。


その際、肺で酸素を吸収し、酸素も一緒に全身へ運ばれます。


その栄養が筋肉へ運ばれ、運動することにより消費されます。


そこで生じた老廃物が静脈、リンパを通じておしっこ、汗などで排出されます。


これらのプロセスをかんがえると「動くために食べる」ということが言えます。


正常な内臓機能がないと人間は動けません。

”身体・ココロ・魂を豊かに” をコンセプトに治療を展開する治療家のブログ

身体を通してその方の考え方、感情、あり方に気づいてもらい治療にあたっています。

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