痛みと心的なストレス
痛みの定義とは、国際疼痛学会では実際に何らかの組織損傷が起こったとき、または組織損傷を起こす可能性があるとき、あるいはそのような損傷の際に表現される、不快な感覚や不快な情動体験とされています。
痛みには急性疼痛と慢性疼痛に分けることができます。
急性の痛みとは外傷などで起こる組織の炎症からの痛みのことです。
慢性の痛みとは外傷や組織の損傷がなくても起こる痛みのことです。
この慢性化した痛みが厄介なんです。
慢性の痛みは中枢性感作が関わっているといわれます。
中枢性感作とは中枢神経が過敏になっている状態のことをいいます。
中枢神経が興奮することで、痛みを強く、多部位で感じるのです。
その中枢神経の興奮を抑えることができるのが、外側翼突筋という顎に関わる筋肉といわれています。
顎のズレを調整することで、その筋肉のバランスが整い、三叉神経を介して中枢神経の興奮を抑えることができ、慢性的な痛みの改善が期待できます。
では顎がズレる原因とは何でしょうか?
それは、生活習慣や歯の治療などがありますが、大きなウェイトを占めているのが感情だと思っています。
心的なストレスがかかると表情に出ますよね。
ストレスがかかり、緊張すると噛みしめが起こります。
顎も表情に関わっているので、心的ストレスにより、顎もズレてくると考えることが出来ます。
すなわち感情が痛みと関わっているともいうことが出来ます。
負の感情を引き起こすのは、そのひとの考え方です。
ポジティブに考えるの記事でも書いてるように、そのひとの考え方ひとつで、その物事をプラスにもマイナスにも受け取れるんです。
慢性的な痛みを抱えてる方は、やはり自身の考え方、あり方を考える必要があると思います。
なかなか考え方を変えることは難しいですが、自分の考え方を知る事でその考え方を変えるキッカケにはなります。
自身の心の動きに目を向け、自分がどういう刺激に対して、どういう風に心が動くのかを第三者的な見方から自分を見ることが出来れば、自分の考え方を知る事が出来るようになります。
まず、自分の考え方に気づくことです。
気づくことで考え方は自然と変わる人もいます。
気づけても変われない人は、やはり自分のあり方をもう一度見直しましょう。
自分が本当にしたいことは何なのか?
現実にそれができているのか?
我慢していることはないか?
生きる目的、目標は何なのか?
何のために働いているのか?
などもう一度自分のあり方を真剣に考える必要があります。
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