神経質な性格とひざ関節の曲がり具合
患者Bさん。
Bさんは今回の入院で、右変形性ひざ関節症で、高位脛骨骨きり術を施行しています。
高位脛骨骨きり術とは、O脚のためにひざ関節の内側に偏った荷重ストレスを、脛骨をきり角度を変えることで、分散することができ、荷重ストレスによる起こるひざ関節痛の軽減を図れます。
元々Bさんは担当ではないのですが、Bさんの担当の理学療法士が休みで、代わりに私が治療に入ることになりました。
高位脛骨骨きり術はまず、ひざ関節の曲げ伸ばしが良くなるようリハビリを行います。
本日で手術後10日ほどで、前日のひざ関節の曲がりは100°でした。手術前の曲がりは150°であったのでもう少し曲がってもいいのでないかと思いました。
ひざ関節周囲の筋肉の硬さにより、ひざ関節が曲がりにくくなっていると考えられたのですが、それよりも会話の中でよく聞かれるネガティブな考え方が気になりました。
神経質でネガティブな考え方をする傾向の方は、頭蓋骨のとある部分が硬くなっていることが多いことが、経験上分かっていました。
Bさんも案の定、頭蓋骨のとある部分が硬くなっていました。
頭蓋骨の硬くなっている部分を柔らかくすることでひざ周囲の筋肉が柔らかくなり、ひざ関節の曲がりが120°まで改善しました。
”病は気から”という言葉を聞いたことがあるかともいますが、まさにBさんの考え方(心)が影響を及ぼしていたということになります。
Bさんは以前から自分のネガティブな考え方について変えたいと思っておられたそうです。
しかし、中々変えれずにいたとのことでした。
今回、Bさんは考え方が体に影響を及ぼすことを体験されたので、今後ネガティブな思考を手放していくのではないかと思います。
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