両側橈骨遠位端骨折

仕事中、脚立から転落し、両側橈骨遠位端骨折により出術をされた50代の男性の方です。


仕事で脚立に登り作業をしている時、靴紐がほどけていたのに気がつかずに、靴紐を踏んだまま降りようとしてバランスを崩して転落されました。


転倒の際、両手をつき、両手首の骨を骨折しました。


骨折に対して手術が必要な状態でした。


手術後、リハビリが開始となりました。


私は、怪我したり病気により入院となった患者さんに、「今回の入院は何かしら意味があるんですよ」とお伝えしています。


今回も同様にそのような話をしました。


すると、その患者さんは「は!」となり、「そうだよね、私ね、人に仕事を任せることができないんだ」とおっしゃいました。


さらに続けて「人に仕事任せることができないから休みがなくて、月に1、2回だけしか休めないんだ」


なるほど、私は「身体がもうそろそろ休みましょう。と言っているのかもしれませんね」と言いました。


身体が、仕事を休ませるために、脚立から転落させ、強制的にその忙しい状況から引き離したのかもしれません。


また、靴紐がほどけている状況が認識できないくらい疲れていて注意力が低下していたのかもしれません。


いずれにせよ、休みがないくらい働き続けている状況により起きた必然ともいえる今回の事故だとも解釈することもできると思います。


起きた事実に対してどう解釈するかはその人次第ですが、その事実に何かしら意味があるんだと思えると色々と気づくことがあるのではないでしょうか?



”身体・ココロ・魂を豊かに” をコンセプトに治療を展開する治療家のブログ

身体を通してその方の考え方、感情、あり方に気づいてもらい治療にあたっています。

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